大会長ご挨拶

第45回東京都理学療法学術大会は、「人をみる理学療法の原点に立ち返る―専門性の深化と連携による予防・健康増進への挑戦―」をテーマに開催いたします。
理学療法士は本来、疾患ではなく「人」を診る専門職であり、身体機能のみならず生活全体を捉える視点を大切にしてきました。近年、理学療法は多様な分野へと発展し、専門性は大きく深化しています。一方で、その細分化により、対象者の全体像を見失う危険性も指摘されています。
高齢化が進む都市部においては、複数の課題を抱える対象者に対し、各専門領域が連携しながら統合的に関わることが不可欠です。また、予防や健康増進の観点からも、理学療法士が地域社会に果たす役割はますます重要となっています。
本大会では、専門性を基盤としつつも分野を越えた協働により、「人をみる」理学療法をどのように実践していくかを多角的に検討します。本大会が、理学療法の原点を再確認し、未来に向けた新たな一歩となることを願っております。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第45回東京都理学療法学術大会
大会長 古川順光(東京都立大学)